訪問看護とは、かかりつけ医の指示の下、ご自宅へ看護師が訪問するサービスとなります。つきましては、市役所が発行する障害福祉サービス(移動支援、放課後等デイサービス、短期入所など)とは異なります。
医療保険である国民健康保険や社会保険、65歳以上が使える介護保険を利用したサービスとなります。65歳以下は、必然と医療保険を使います。
訪問看護ステーションりんくの特色

心のケアが必要な子どもを中心に訪問看護サービスを行う児童精神科訪問看護となります。
また、児童だけではなく、20代、30代、40代などの若い世代の精神看護についても訪問サービスを行っています。
訪問看護の利用について

医療機関への受診が必要
訪問看護を受けるには、医師の指示(訪問看護指示書)が必要です。
精神科訪問看護指示書の発行
訪問看護指示書には、『訪問看護指示書』と『精神科訪問看護指示書』がある
体の病気を想定した訪問看護指示書、心の病気を想定した精神科訪問看護指示書。小児科であると、体の病気を専門に診る医師の為、訪問看護指示書の発行になってしまいがちです。
児童精神科の医師、または小児科の医師が発行する『精神科訪問看護指示書』
精神科訪問看護指示書を発行してもらうメリット
指示の内容
① 生活リズムの改善
② 家事能力、社会技能等(SST)の獲得
③ 対人関係の改善(家族含む)
④ 社会資源活用の支援
⑤ 薬物療法継続への支援
⑥ 身体合併症の発症・悪化の防止
⑦ その他
④の社会資源活用の支援について、療養や療育は、訪問看護だけでどうにかなるものではありません。
弊社では、以下の関係機関とのつながりを重要視しております。
・ 学校及び教育機関
・ 子ども家庭支援センター
・ 児童相談所
・ 相談支援事業所
・ 放課後等デイサービス
・ 移動支援
・ 就労先
・ 短期入所 など
複数名訪問看護の必要性
以下の条件を満たし医師指示があれば、看護師2名で訪問することができます。
① 暴力行為、著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる者
② 利用者の身体的理由により一人の看護師等による訪問看護が困難と認められる者
③ 利用者及びその家族それぞれへの支援が必要な者
④ その他
お子様の場合、①か③の理由で複数名訪問の許可がでることが多いです。
家族のみへの訪問可(本人なしで可能)
精神科訪問看護指示書においては、本人不在及び訪問拒否があったとしても、ご家族のみへの訪問が可能となります。
訪問看護指示書においては、ご家族のみへの訪問は不可となります。
訪問看護で何をするのか




大人は、自分の考えや思いを言葉にして表現することができます。しかし、子どもはどうでしょうか?
自分の考えや思いを言葉にすることを言語化と言います。成長発達段階における子どもが、言語化をすることは意外とハードルが高い傾向にあります。
大人は、カウンセリングを有効に利用しますが、子どもにとってカウンセリングや面談が有効とならないことが多いです。
そもそも言語化することの負担が大きいので、言語化を促すことを催促すると人と関わるのがめんどくさくなる傾向があります。その為、遊びを通して関わり、この人たちならお話し(自分の気持ち)をしてもいいかなと思ってもらえるところから始まります。
子どもにとって、遊びは仕事なのです。